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ケアマネって、どんな仕事??

いつもライフケアのホームページをご覧いただきありがとうございます。
突然ですが、皆様はケアマネジャーがどのような仕事をしているのかご存知でしょうか?

「介護保険の相談役?」「介護のプランナー?」「困ったらとりあえずケアマネさん!」といろいろな答えが返ってきそうですね。
ライフケアにも計8名のケアマネジャーが在籍しており、日々利用者様の支援をさせていただいております。介護保険サービスのキーマンと呼ばれる存在のケアマネ。今回はそんなケアマネの仕事を少しご紹介したいと思います。

超高齢社会の日本。介護が必要となった方やそのご家族はこれから先の生活に不安を抱えています。ケアマネは介護という世界の「相談役」「案内人」と言えます。簡単に言えば、今困っていること、これから先困るであろう事を見極め、スムーズに解決していくための道案内をしてくれる人です。

高齢になると誰もがいろいろな生活課題を抱えていきます。身体機能の低下、意欲の低下、認知症、持病の悪化、老老介護、独居、経済的な問題などなど、お一人お一人の困り事はさまざまです。

ケアマネは利用者様やご家族を取り巻くあらゆる環境や生活課題を見ていく中で、どのような支援が必要となってくるのか分析をしていきます。そして、介護保険をはじめとした公的制度や地域に存在するあらゆる社会資源に繋げていくのです。

ケアマネの具体的な仕事内容を少しまとめてみました。利用者様の支援の一連の内容を専門用語で『ケアマネジメント』と言います。ケアマネジメントは以下のような内容に分かれています。

■『インテーク』
電話や訪問で最初に行う相談や面接のことです。全てのケアマネジメントはここから始まります。相談してきた方は初めてのことで不安もあり、どうしていいか分からないため、相談しやすい雰囲気を作り、細やかに話を聞き、安心してもらえるような関係を築いていくことが大切なのです。

■『アセスメント』
どのような状況で何に困っているのか具体的に把握します。本人が気付いている事柄もあればそうでないものもあったりします。生活内にある課題を抽出していき、「どうすればその課題は解決できるのか」「自立した生活に向かうために何が必要なのか」などを分析します。

■『ケアプラン作成』
アセスメントをもとにケアプラン(サービス計画書)を作成します。ケアプランの内容はあくまで利用者様本人が主役です。望む生活に向かうため、誰にどのように支援してもらうのかを具体的に明記していきます。どのような介護サービスをどのくらいの頻度でどのくらいの時間必要か、料金はどのくらいかなどを具体的に示したものです。その作成したケアプランの原案をご本人やご家族に説明して、希望と合っているのか確認していきます。

■『サービス担当者会議』
作成したケアプランの原案をもとに実際に支援をしてくれる事業所の専門職に集まっていただき、話し合いを行います。ケアマネはこの会議の司会進行役を務め、利用者様やご家族、担当者の話を伺いながらまとめていきます。サービス担当者会議で利用者様から同意を得られたらケアプランが確定し、実際に介護サービスがスタートしていくのです。

■『モニタリング』
定期的に利用者様の自宅を訪問して、提供しているサービスが適切かどうか、目標の達成状況などを確認します。利用者様の体調や思い、要望は日々変化するものです。そのため、今のニーズにきちんと合っているのか、新たな困り事は出ていないかを確認していきます。状況が変わってサービスにも変更が必要となれば、ケアプランを再度作成します。

ケアマネジメントはこの一連の流れを繰り返していくのです。

 

ケアマネにはその他の仕事もたくさんあります。
要介護認定の申請、介護保険の更新手続き、入院や退院の際の医師との連携、各事業所や専門職との連携、サービス内容やスケジュールの調整、サービスの実績確認や給付管理などなど。また、技能の向上のための研修にも積極的に参加していきます。

さて、これだけご紹介すると何だかケアマネはエキスパートと思われるかもしれませんが、実はそうではありません。確かにケアマネは業務も多く責任を伴う職業ですが、利用者様の生活を支えるのはケアマネ個人ではなく、あくまでチームなのです。

医療に関しては医師、看護師、リハビリ職、薬剤師、ソーシャルワーカー。
介護に関しては、各事業所の介護福祉士やヘルパー、相談員といったスタッフ。
福祉用具や住環境に関しては、福祉用具専門相談員や住環境コーディネーター(ここ重要です!ライフケアをよろしくお願いいたします!)

「餅は餅屋」という言葉があるように、数々の専門職があり、それぞれの分野で専門的な支援を施してくれます。専門職だけでなく、地域の団体や住民の方々も利用者様にとっては大切なネットワークとなります。それらを結びつけていき支援の輪を大きく広げていくのがケアマネの役割なのです。

自分のケアマネジメントによって、大切な利用者様が充実した日々をおくり、自分らしい生活を送れるようになっていくのを見届けることができるのが、ケアマネにとっての何よりのやりがいです。

らいふケアプランセンターのケアマネは利用者様一人一人を尊重し、一つのケースからケアマネジャーとしても人間としても成長できるように、これからも頑張ってまいりますのでよろしくお願いいたします。